当クリニックの小児歯科
大人でも嫌がる歯科治療ですから、子どもが嫌がるのは当然なことです。
当院では、治療を始めるのは、まずお子さんが歯科医院に慣れてから行います。嫌がるお子さんを無理におさえて治療をすることは長い目でみた場合良くないと考えています。その時はできなくても何ヶ月かすると急にできるようになります。子どもの成長は早いですから、焦らずゆっくり見守っていきたいと思います。治療の際はできるだけ痛みを抑えるために、麻酔時は表面麻酔をし、針を刺す痛みも軽減するなどの工夫をしています。「歯医者に対する苦手意識を与えない」、お子さんに寄り添った治療を行います。保護者の方にも可能であれば同席していただき、ブラッシング、仕上げ磨きの指導を行います。
また、あごの骨が正しく成長していない場合は、適正年齢を見ながら早めの矯正治療を促し、将来的なむし歯や歯周病のリスクを減らすとともに、お子さんの健全な成長をサポートします。
子どもの歯をむし歯予防・メンテナンス
当クリニックでは、むし歯治療だけでなく、予防を重視した治療を行っています。 乳歯は永久歯よりも柔らかく酸に弱いため、むし歯になりやすく、進行も早いです。 そのまま放っておくと成長途中の子どもの身体に様々な悪影響を及ぼします。 将来の身体づくりのためにも、乳歯のうちからお口の健康づくりを徹底することが大切です。
ブラッシング治療
お口の中には、300~700種の細菌が存在しています。この中には、むし歯や歯周病の原因菌も多く含まれています。歯に付着したプラークは、うがいだけでは中々取れません。 当クリニックでは、お子さん一人ひとりに合わせ、口腔ケアのプロである歯科衛生士が、ブラッシング方法に問題がないかチェックし、問題があれば改善のために効果的な磨き方を指導します。
フッ素塗布
フッ素は歯質を丈夫にするため、むし歯予防に役に立ちます。 乳歯は生え始めてから２年程度は柔らかいので、むし歯になりやすい状態です。定期的にフッ素塗布を行うことで、歯質を強くしむし歯になりにくい丈夫な歯になります。
お子さんのペースに合わせた治療
どうしても治療が怖いというお子さんは、焦らず、時間をかけて慣れてもらうようにしています。
いきなり金属の器具が口の中に入って振動すると、それはお子さんにとっては非常に怖いものです。そのため、特に怖がるお子さんにはタービンやバキュームを実際に触らせてあげる、最初はお口に水を含んでそれをバキュームで吸い取るだけというところから始めることもあります。
また、「歯医者は怖いところ」と頭にインプットされないよう、暴れる子を無理やり押さえつけて治療をすることはありません。どうしても治療が難しい場合ブラッシングだけで終わって「今日はブラッシング頑張れたから、次は治療も頑張ってみよう！」と根気よく言い聞かせ、恐怖心をできるだけ与えないように心がけています。
